エピソード7

そういうことを初めて言われたときはびっくりしました。
夫の実家に行った時、「随分肌が見える服装ね」と言われたのです。
一体何のことかとまったく意味が分かりませんでした。
その時に着ていたのは、ごく普通のラウンドネックの七部袖カットソー。
特にデザイン性のあるお洒落なものでもないし、首元の開きも大きくない、むしろ小さめです。
別の日には、靴やバックなどに関して訳の分からない難癖めいたことを言ってきました。
とにかく、私の身につけているものや持ち物に対して異常に興味を示します。
どこで、いくらで買った、派手だ、お洒落好きだねなど、まあうるさい。
ブランド物でもなければ、高いものでもない、普通のものなんですけどね。
夫に買ってもらった、といった日には延々とイヤミの嵐です。
私はお洒落なんてしたことがない、いいご身分だ、とそんなこと言われてもね。
知りませんよ、お洒落したければ勝手にしてください、と言いたいのを必死でこらえ笑顔を作っています。
そのうち、髪型に関しても言うようになりました。
長いのは邪魔じゃないのか(肩より短いです)、美容院代にいくらかけているのか、など。
適当に答えていますが、しつこすぎです。
最後には必ず、「いいよね、今の人は自由にできて」
いや、だからご自分も自由になさればよろしいのではと思うのですが。
一度、やんわりとそのようなことを言ったら、今更できないと大激怒。
ああもう本当、面倒ですね。
一緒に洋服を買いに言ったことがあるのですが、勧める服全てが気に入らないと言います。
かといって、自分では選べないのです。
「私、センスないから」だそうですが、はい、もちろん分かってますよ。
だからこうしてあれこれ見繕って差し上げているんだから、早く決めて。