エピソード3

うちの猫は、ラブと言います。漢字では、愛と書き、名字と合わせて画数が良いように飼い主が名付けました。茶トラのオス猫で、4歳7か月です。小さい時に知り合いの方に頂いたので、家族に懐く、ジェントルマンに育ちました。家に誰かが来て犬が鳴くと、必ず俺が行って来るからお前はここでいろよと飼い主を庇ってくれます。窓からチラリと来客を覗き、睨み付けながら怪しい他人でないかとチェックしてくれるのです。ドアホンや監視カメラもあるのですが、長く柔らかい脚で私の足を止めるように先に立って行動してくれるのでありがたいです。親バカですが、流石私が育てただけある男らしい男の子に成長しているのだと思いました。人間の男性よりも余程、男らしく、レディファーストまでできます。自分のテリトリーに私が横になっても譲って、その近くで丸くなっていたり、お腹の上に乗って腹部を温めてくれるので、無くてはならない存在です。体重もおおらかで太りやすいとされる茶トラの割には軽く、5kg
しかありません。以前は更に痩せていて、心配になったので乳酸菌粉末を買って太らせました。粘り強く、食べる事が大好きで、何処に餌を隠しても口に入れてしまいます。食べ物にも拘りが強く、欲しい物は何時間掛かっても手に入れるタイプなので、私がご飯を作っている時は私の椅子に座って控えめに健気さをアピールするあざとさがあり、これ以上あげてはダメだと思う飼い主の頭を抱えさせる名人です。ラブを飼うようになって猫にも顔の良し悪しがある事に気付かされたのですが、万人受けする美形なので料理ができるまで待ってくれた上に一声掛けられると弱いです。ラブ自身も自分の可愛さを理解しているような動きが多いです。面食いの方の気持ちがわかる程、綺麗な顔をしているのでどの角度から見ても可愛いと思えます。鼻と口はピンクで、アップで見る目は信じられないくらい大きいです。私も目が大きい方ですが、ヴィジュアル系バンドの超美形ヴォーカルの目を更に美しくしたような外見なので、顔を見るだけでも幸せになり、ついつい甘やかしてしまう事が多いです。ラブの唯一の短所は、好きな食べ物が無いと不機嫌になる所なのですが、それも可愛いので通販で頼んででも好物を持って来てもらいます。アイドルのファンのような気持ちで、私の性格を変えてくれる愛すべきペットです。ラブが死んだら生きていけません。